ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団 米Columbia ML 4413(LP)
1951年3月11日録音の、モノラルLP。第3交響曲の商業録音としては、最初のもののようだ。しかし1960年に廃盤になって以来、再発売もない。 LPの両面に同曲のみを収録した贅沢なカット。
実はこのLPを入手するまで、ずっと新旧のバーンスタイン盤で慣れてきたところがあって(シカゴ響Boxのスラトキンのは聴いていない)、最初は彼の演奏 との違いばかりが耳に入ってきた。またオーケストラの技術もパワフルなニューヨーク・フィルほどなくて、シューマン作品には多少辛いものを感じたのも正直なところ。しかし何回か聴いてみると、少しずつオーマンディの解釈が解きほぐされてくるようではある。バーンスタインの演奏をもっと忘れることができれば、より容易に受け入れることも、あるいは可能になるのかもしれない。(02.6.15)
(02.7.5. 追記)だんだん耳が慣れてきたのか、この演奏も気に入るようになった。ライブでこのくらいの演奏が聴けたら、かなり満足すると思う。
(2016.2.13.追記 YouTubeにアップロードされていたので、以下に貼り付けておく)。
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