2017年8月24日木曜日

The Village Voice が紙媒体での発行を休止

The New York Timesの記事で見ました。NY周辺の現代アートを追うのに便利なタブロイド紙(という扱いで良いのかな?)のThe Village Voice が紙媒体での発行をやめるという記事がありました。

フロリダ在住時には、時々買っては記事を読んでいました。さすがにこういうのを日本でほいほい読むという感じではなかったのですが、今後はオンライン上で展開してくのでしょうか?

After 62 Years and Many Battles, Village Voice Will End Print Publication

ブルックリン音楽アカデミーのアーカイヴ

ブルックリン音楽アカデミー (Brooklyn Academy of Music) は現代アート・シーンを考えるのに見逃せないアート・センターではないかと思いますが、その貴重な資料がインターネット上で公開されるということが Open Culture で記事になっていました。

Leon Levy Digital Archive


2017年8月22日火曜日

Menotti: The Boy Grew Too Fast

TER Limited CDTER 1125.


Menotti, The Boy Grew Too Fast.  TER Limited CDTER 1125.

メノッティ氏同席のもとに録音とあるCD。42分あまりの短い子どものためのオペラ。体が大きいために子どもたちから嫌がられた転校生。先生の勧めで発明家に頼んで体を小さくしてもらうことに。ただしみんなと歩調を合わせないと元に戻り、もう一度小さくはできないという条件がついている(他の生徒が「オペラが嫌い」といった、自分も嫌いなフリをせよというような感じ)。同伴した先生は、発明家が少年にこの条件を告げたときは外にいたため、この経緯は知らないことに)。

学校に小さくなって戻ってきた転校生はみんなから歓迎されて良かったと思っていたら、突然テロリストがやってきた。先生は「子どもたちを助けて下さい」と懇願。「だれか子どものうち一人を残したら他の生徒は解放してやる」とテロリスト。先生は「誰か志願してくれないか」と言うが、子どもたちはもちろん嫌だという。転校生は発明家の忠告を無視し(みんなと歩調を合わせず)、自分が人質になると宣言。

もちろん発明家の忠告どおり、転校生は元のデカい自分に戻ってしまうのだが、大きくなった彼は、なんとテロリストをやっつけてしまった。

ということで、クラスから今度は英雄扱いされ、すべては一件落着。先生は自分は自分であることを大切にしなさいという教訓を述べてメデタシメデタシ。

他愛もない、ソープオペラの一エピソードみたいな内容だけど、発明家は(退屈な)オペラをずっと聞いてて突然会場から登場したり、少年が小さくなるシーンでは電子音が使われたり、いろいろ工夫ありで、なかなか楽しい内容だった。こんなオペラも作ってるのね。へええ。

そういえばメノッティは《助けて!助けて!宇宙人がやってきた!》でも電子音を使ってたね。