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2017年7月21日金曜日

ピストン:組曲《不思議な笛吹き》(フィードラー、1939年録音)

アーサー・フィードラー指揮ボストン・ポップス管弦楽団(1939年録音) 米Victor 12595~96(M-621)(SP2枚)、グラモフォン EB-142~13(SP2枚)、Camden CAL-145(LP)(1939年6月29日録音)

バレエ《不思議な笛吹き》の初演者による、組曲版の録音。パレードのところの騒ぎがすごい! YouTube動画に上がっているのは、おそらくCamdenのLPだろう。

2017年2月27日月曜日

ピストン:ヴァイオリン協奏曲 (バスウェル、クチャール、1998年録音)

ピストン:ヴァイオリン協奏曲第1番 (1939)、ヴァイオリンと管弦楽のための《ファンタジア》 (1970)、ヴァイオリン協奏曲第2番 (1960) ジェームズ・バスウェル(ヴァイオリン)、テオドレ・クチャル指揮ウクライナ国立交響楽団 Naxos 8.559003 <録音=1998年5月>

Naxos Music Libraryリンク→http://ml.naxos.jp/album/8.559003

"Allegro energico" とあるように、第1楽章は、いきいきとしたリズムの第1主題と、弦楽器としてのヴァイオリンの叙情的な側面を意識した第2主題からなるソナタ形式の楽章といったところか。1939年作曲ということだけど、いま聴いても、みずみずしい。古典的な形式は意識しているのだけれど、堅苦しい感じではない。

第2番の協奏曲は、初期よりも叙情的になっているのかな?

2017年1月16日月曜日

ピストン:交響曲第3番 (ハンソン指揮、1954年録音)

ハワード・ハンソン指揮イーストマン・ロチェスター交響楽団 米Mercury MG 40010(LP)
ピストン:交響曲第3番(ハンソン盤)

クーゼヴィッツキー音楽財団による委嘱。1947年の夏に完成。ピストン(1894~1976)の音楽は、基本的に機能和声を使っているようには聞こえない。しかし、独自に調的な音の中心を作ろうとしていることは確かだ。レコードの解説書には、ピストン自身が、それぞれの楽章の調を明示している。

壮大な第1楽章は、ドラマ的な構築力に長けていて、聴き応えのある音楽。第2楽章は、三部構成によるスケルツォ。エネルギッシュな主部と、ややエキゾチックな感じの副部(ハープの伴奏が印象的)との、面白い対比が楽しめる。第3楽章は、定石通りの緩徐楽章。しかしテンポには何度か揺れが あり、着実な主題展開を披露しているようだ。ダイナミクスに関しても、巧妙に、しかしきっちりとした積み上げがあり、冒頭からは考えられない程の、思いきった広がりが見られる。第4楽章は、ピストンお得意のパワフルなフィナーレ。オーケストレーション(ドラムの使い方など)に特徴がある。シンコペーションの多用も、すっかりお馴染み。

ピストンの音楽には、カラフルなオーケストレーションはそれほど見られない。しかし手堅い構成と力強さで、無駄のない作品を書く。

ハンソンの演奏は、メリハリを利かせ、各楽章の性格を引き出すことに成功している。

なお、三浦淳史氏は、この作品を三楽章形式としているが(『音楽芸術』11巻10号 [1953年10月])、楽章は4つある。

YouTubeにも同音源がアップロードされていた。

2011年6月24日金曜日

ピストン:オーボエとピアノのための組曲

楽章形式からして、バロックの舞踊組曲を意識していることは確か。第1楽章のリズム感覚が、特にバロック・フレーバーを醸し出している。第2、第3は、それとは違って、オーボエが本来持つ、叙情的な側面を引き出す作風ではないかと思う。